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【デジモノ通信!~デジタル家電の最前線情報 #47】次世代バッテリーのリチウムポリマー
発行部数 320部
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皆さん!
明けましておめでとうございます!!
本年もヨロシク御願いします。
と、月並みな挨拶で始めてみました。
今年の仕事始めは、きっちり月曜日の人が多かったのではないでしょうか。
でも、今週末は3連休だし。
成人の日が15日近辺の可変になったので、正月ボケはちょっとここで直せるのが嬉しいですね。
さてと、
今年最初のテーマは、「リチウムポリマー電池」にしてみました。
この電池、最初にノートパソコンに採用したのは、ASUSのネットブックだったような気がしますが、
その後、昨日発表されたソニーのポケットに入るパソコンにも採用され、
↓
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0108/hotrev395.htm
なんか、今後凄く流行るんじゃないかとピピっときたわけです。
とりあえず、バッテリーの基礎知識から行きましょう。
今、主に出回っている充電できる電池(=充電池=バッテリー)は、
1.ニッケル水素電池
2.リチウムイオン電池
の2種類があります。
ニッケル水素電池は、乾電池と同じ格好をしているもので、普通、一般的に売られている充電電池です。
対して、リチウムイオン電池は、ノートパソコンや、携帯電話などに使われている専用の形状をしたものです。
ニッケル水素電池が乾電池の代用になるのに対して、リチウムイオン電池は機器毎に専用の格好をしているので、
電池が寿命が来て、もしも、既にその機器用の電池が売られていなかったら、本体も使えなくなってしまいます。
で、
どっちが性能がいいかと言えば、断然リチウムイオンです。
だったら、乾電池型のリチウムイオン電池があればいいのにと思いますが、
電流の取り出し方が特殊なのか、存在しません。
今、流行っている「エネループ」電池も、実は、ニッケル水素電池でしかないんですね。
私も使ってますけど、エネループは結構イイです。
エネループが普通のニッケル水素電池と違うところは2つあって、
ひとつが、自然放電が少ない事。
充電出来る電池と言うのは、使わなくても、電池が減ってゆくんですね。普通。
それが非常に少なくなるようにできてます。
だから、掛け時計の電池や、リモコンの電池にも使えちゃうわけ。
もうひとつが、メモリー効果が少ない事。
充電できる電池と言うのは、全部使い終わらないで、途中まで使って充電する事を繰り返すと、
だんだんと充電できる容量が少なくなってしまいます。
これが、あまり起きない様になってるんですね。
充電できる電池を捨てたくなるのは、大抵、充電しても直ぐ使えなくなってしまう事ですから、
長く使えるって事です。
まっ、その分、「容量」と言う性能は犠牲にしてるんですけどね。
で、
最近は、単3を単2にしたり、単1にしたりできるケース状のものが100円ショップなどで売られているので、
それを使えば、単1~単3までは用意できちゃうって事です。
懐中電灯にも使えちゃいます。
省エネですね~。
子供のおもちゃなんかにもお勧めです。
使う場合には、電池が高価なので、個数とか、充電器とか親がちゃんと管理しましょう。
おっと脱線しました。
なんか、ついつい自分が使ってて良いものは勧めたくなっちゃうんですよね。^_^;
えっと、
次は、リチウムイオンの話ですけど。
これは、バッテリーの性能を表す尺度があって、「セル」と言うんですね。
ノートパソコンの場合、「3セル」と「6セル」があって、
どっちが長時間使えるかと言うと、「6セル」です。
これ、覚えておいてくださいね。
前回、私が買ったネットブックもちゃんと「6セル」バッテリーを積んでました。
ノートパソコンのバッテリーも安いものは、ニッケル水素を積んでますから、
バッテリーは、
ニッケル水素 < 3セルのリチウムイオン < 6セルのリチウムイオン
と言う事になります。
じゃ、本題に戻って、「リチウムポリマー」って何よって話ですが、
次世代なので、まだよく解りません。(爆)
ただ、メーカーの位置づけとして、
6セルのリチウムイオン相当かそれ以上の可能性を持っている
と思います。
つまり、
ニッケル水素 < 3セルのリチウムイオン < 6セルのリチウムイオン <= リチウムポリマー
って覚えておいてください。
ノートパソコンを買う時には、必要な知識だと思いますよ~。
■編集後記
今回のリチウムポリマー電池。
最初に知ったのは、ラジコンの飛行機やヘリコプターでした。
もちろん、今流行っているマイクロビーとかのおもちゃじゃないですよ。
ホビー用の本格的なものです。
以前、ラジコンのヘリコプターと言えば、エンジンしかありませんでした。
それが今では、このリチウムポリマーの電池が全盛しています。
ラジコンの世界では、「リポ」と呼ばれています。
ただ、充電が非常に難しくて、ちょっと間違うと、「ボッ」と燃えちゃったらしいです。
初期の頃は。
パソコンや携帯に使われているリチウムイオン電池も時々、発火事件が起こりますよね。
「リポ」はもっとシビアなんじゃないかと感じてます。
大丈夫なのかな~。
ところで、何故、ラジコンの世界なんか知っているかと言うと、
昔、大空に憧れて、ラジコン大好き少年だったからなんです。
とは言え、少年時代は、「Uコン」と言う紐を付けて人の回りをぐるぐる回る
飛行機を飛ばしてました。
当時のラジコンは、10万円しましたから。
家が貧乏で買えません。
知らないだろうな~。そんな時代。
年がバレますね。
今でも、ラジコンは好きで、飛行機とか買ってます。と言っても、うん千円とかのおもちゃですが。
今年もめるまが始まりました。
皆さんに役立つ記事を沢山書きますからね。
よろしく御願いしま~す。
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